人事評価シートの再現性が決め手に|従業員がもっと頑張りたいと思える環境へ
- 評価制度の刷新後、エクセル管理に戻ってしまい工数が増えてしまった
- 人材情報の可視化とデータ活用ができていない
- 正社員と嘱託社員は評価項目が異なり、管理が煩雑になっていた
- 感染症の影響で対面の機会が減り、社内コミュニケーションが希薄に
- 【見やすさ】シンプルですっきりとした画面表示
- 【カスタマイズ性】以前の評価運用に対する再現性がもっとも高い
- 【コスト】人事評価機能だけを選択でき、最低限の料金でスタートできる
- 【サポート体制】要望に寄り添って迅速丁寧に対応してくれる
- エクセル管理から脱却して業務効率化
- 可視化した人材データの活用による人材育成
- 正社員と嘱託社員の評価を一元管理
- タグ機能を使って社内コミュニケーションの活性化
AGS株式会社(以下、同社)は、埼玉県で最大規模のIT企業です。長年培った金融や自治体システム、さまざまな一般法人の業務ノウハウと自社で保有するデータセンターを活かし、受託開発や導入支援サービスを展開しています。
人事評価のエクセル管理で生じる課題の解決を目指し、このたびOne人事[タレントマネジメント](※)を導入いただきました。人事評価システムの導入に踏みきった背景や、社内コミュニケーションの活性化にも役立てたいという今後の展望について、ご自身も長くシステム開発に携わってきた人事部亀井さまにお話を伺いました。
(※)旧製品『スマカン』
人事評価の運用がエクセル管理に戻り煩雑に。社内コミュニケーションに課題も
人事評価システムを導入した背景を教えてください。
亀井さま:弊社は、約15年前から採用していた人事制度を2021年に刷新しました。古い制度設計ということもあり、大きく変更する必要があったためです。過去の人事評価制度では、成果評価が比重を大きく占め、能力評価が十分ではないといった課題がありました。
当初は自社で開発した人事評価システムを利用していましたが、保守面に課題があったため、新しい人事制度には適用せず、一時的にエクセル管理で運用を開始しました。しかし、当然のことながら、手動での管理作業・情報の一元化などにおいて人事評価に費やす労力が増えてしまいましたね。
また、弊社には嘱託社員が複数拠点にわたって在籍しています。ほかの社員と評価項目が異なるため、それも管理を煩雑にする一因でした。
このような状況が重なり、課題解決に向けて人事評価システム導入の必要性が高まりました。
社内コミュニケーションについても課題を抱えていたそうですね。
亀井さま:はい、コロナ禍の影響で社員同士のつながりが希薄になってしまい、すごく残念に感じていました。世間的にも若手の離職やメンタル不調が社会課題になっており、弊社でもその対策の一つとして、社内コミュニケーションの活性化に向けて取り組み始めています。オンラインでも気軽にコミュニケーションを取り合える方法があればいいと考えていました。
最低限の機能で初期コストを抑えたい。評価シートの再現性も決め手に
展示会で初めて「One人事」の説明を受けたときの印象が、強く残っているそうですね。
亀井さま:担当者の方と1時間以上話しましたが、聞けば聞くほど「いいな」と感じましたね。まず、画面レイアウトの自由度が高く、シンプルですっきりした見た目が気に入りました。ドラッグ&ドロップすることで、簡単に入力フォームを動かせますし、使い勝手がよさそうと感じたのが第一印象です。
他社の人事評価システムと比較検討されましたか。
亀井さま:はい、社内の承認を得るには、4〜5社の大手サービスと比較する必要があります。しかし、パック売りの他社は、不要な機能がセットで販売されており、費用面で割高な印象でした。
弊社としては人事評価の機能のみを利用したいと考えていましたので、最低限の機能で利用を開始し、必要に応じて機能拡張が柔軟に実施できるサービスを探していたところ、「One人事」とめぐり会いました。
「One人事」は、多様な関数を使って、エクセルと同様の運用をシステムに再現できます。他社のサービスではできなかった再現が、唯一「One人事」だけ実現できたことは、サービス選定において決め手となりました。
最終的に「One人事」に決めたポイントを伺えますか。
亀井さま:エクセルの評価シートの再現をはじめとする拡張性や柔軟性、シンプルで見やすい画面、コストが決め手となり、社内承認を進めました。
また、人事評価システムでの運用を開始するにあたり、人事部の人員も限られており手が回らないなか、弊社の要望に合わせて、並走して素早く丁寧に構築を支援していただけたことにも感謝しています。今後も手厚く支援していただけそうと感じたことも大きなポイントです。
人材データを可視化して、育成にも力を入れたい
今後「One人事」を活用し、実現したいことを教えてください。
亀井さま:第一に、一度はエクセル管理に戻ってしまった人事評価業務の効率化です。システムに情報を集約し、管理などの手作業が不要になったことで、工数を大幅に削減できました。
新しい人事制度では、成果評価と能力評価を明確に分けた制度に切り替えています。甘辛調整の機能もうまく活用して、エクセルでは不可能だった評価運用も実施できそうですね。
そしていずれは、人材データの可視化と、それに基づいた人材育成の活用にも力を入れたいです。タグづけ機能で、優秀な人材を計画的に育成するなど、活用方法を模索中です。
社内コミュニケーションに関する課題にも取り組めそうでしょうか。
亀井さま:はい、One人事の担当者にコミュニケーションツールとしての活用方法をご説明いただき、とても面白い機能だと思いました。たとえば、タグづけ機能をもとに「同じ趣味の人集まれ〜」など呼び掛け合うと、減ってしまった社員間のコミュニケーションを増やせるのでは? と夢を描いています。
各拠点に在籍している社員とも接点を増やし、全社的に「One人事」を活用していきたいです。
本日は貴重なご意見をありがとうございました。引き続きご期待に添えるように支援してまいります。
AGS株式会社さまにおける「One人事」活用How to
1.現在の評価運用を高度に再現
被評価者には評価点を公開せず、評価点ごとに振り分けた「評価ランク」の結果のみを表示したいという要望を唯一再現。
2.タグづけ機能を使って社内コミュニケーションを促進
人材データの可視化だけでなく、趣味嗜好をタグ機能で登録し、希薄になっていたコミュニケーションのきっかけに。
※当記事の掲載内容は取材当時のものです。