急成長企業の人事評価を効率化。社員に寄り添う職場づくりに注力を
- 従業員の増加にともない、人事評価のスプレッドシート管理が煩雑化
- 1on1の記録が一元管理されていない
- テレワーク中心のため社内コミュニケーションが不足している
- 【カスタマイズ性】現行の人事評価シートを崩さず再現
- 【コスト】必要な機能だけを選べて低コスト
- 【サポート体制】丁寧で早いレスポンスと導入までのスムーズな対応
- 人事評価業務の効率化と1on1の一元管理
- システム上に自己紹介フォームを設け、コミュニケーションのきっかけに
- 社員の多様化するニーズに寄り添えるような制度設計に注力
- 一元管理したデータを活用してタレントマネジメントに着手
株式会社アール・アンド・エー・シー(以下、同社)は、経理の入金消込・債権管理業務に特化したクラウドサービス『V-ONEクラウド』を提供している急成長企業です。2020年にはマネーフォワードグループに参入し、企業の成長とともに社員数が増えていく中で、煩雑化した人事評価の運用効率化が急務となり、One人事[タレントマネジメント](※)を導入いただきました。
管理部1名で評価業務や給与計算を担当されている石野さまに、導入の背景や社内の反響を伺いました。
(※)旧製品『スマカン』
社員数の増加とともに煩雑化する人事評価の管理が課題に
「One人事」導入前は、どのような課題をお持ちでしたか。
石野さま:課題は大きく分けると2つありました。1つは人事評価の効率化、もう1つは1on1の一元管理です。ここ3年ほどで社員数が倍増し、すべてをスプレッドシートで管理するのが難しくなってきたんです。シートの格納先をすぐ見つけられなかったり、シートごとに細かく閲覧制限したり、管理がどんどん煩雑になっていって……。
評価の管理は、石野さまが1人で行っているそうですね。
石野さま:そうですね。私は採用以外の人事業務全般を担当しています。
評価内容は個人情報ですから、スプレッドシートの閲覧権限に間違いがあってはならないし、他部署に任せるわけにもいきません。集中力を切らすことなく、何度も設定を確認するアナログな作業に神経を使っていましたね。
人事評価の運用をシステム化できれば、そういった事務作業は機械に任せられるはずです。管理部として、もっと注力すべき業務に頭と時間を使いたいと感じていました。
そして弊社の代表からも「評価や1on1で話したことをまとめてシステム化できないか?」という要望があがり、検討を始めたという経緯です。
現行の評価シートを崩さず移行。将来的な拡張を見越してスモールスタート
人事評価システムの選定では、どのようなポイントを重視されましたか。
石野さま:現行の評価シートの体裁や運用方法を崩さずにシステムへ移行できることですね。ただし、弊社は今後も成長に合わせて人が増える予定です。そのとき、現行の人事制度や評価シートを変更する可能性もゼロではないので、柔軟性もポイントでした。
他社と比べて「One人事」が最も初期設定がスムーズで、将来的なカスタマイズに対応できると感じましたね。
他社のシステムも検討されたのですね。
石野さま:大手から小規模まで複数のサービスを検討しました。しかし、機能名が聞き慣れない英語だったり、弊社の制度をシステムのルールに合わせなければならなかったり、イメージと違いまして。将来的なタレントマネジメントへの活用も考慮し、必要な機能だけ低コストで導入でき、なおかつカスタマイズしやすい「One人事」に決めました。
社員が迷わず使える。人材情報に素早くアクセスでき、工数も削減へ
導入スケジュールはタイトだったとお聞きしましたが、スムーズに進みましたか。
石野さま:ほかの業務もある中、私1人で下期の評価運用に間に合わせられるか不安でしたが、導入決定から約1か月、タイトなスケジュールにもかかわらず、担当者に素早く親切に対応していただきました。
社内への周知も、One人事の担当者と一緒に作成したマニュアルを展開するだけでよく、実際に運用を始めてみても問い合わせがほとんどなかったです。
初めて「One人事」で人事評価の運用を終えていかがですか。
石野さま:「マネジメント層が使いやすい」人事評価システムだなと感じました。権限が自由に設定できて、前回の評価シートを探す手間も必要ないですし、直感的にわかる操作で悩むことも少ないようです。たとえ問い合わせがあっても、URLを社内チャットで送って「One人事を見てください」と伝えれば完結するのでラクですね。
スプレッドシートの評価運用ではできなかった、上長や代表の一括承認もスムーズになりました。1on1の管理も1箇所に集約できたので、代表も「すごく使いやすい」と言っていましたよ。
工数削減できた分の時間を使って、社員一人ひとりに寄り添いたい
「One人事」を今後どのように活用する予定ですか。
石野さま:弊社は現在も月に1〜2人入社していますが、テレワーク中心なので、横のつながりが希薄になっているんですよね。そこで、人材一覧に自己紹介フォームを設け、各自入力してもらい、社員の人柄を見える化しています。入社時だけでなく新規プロジェクト立ち上げの際に、少しでもお互いに話しやすくなればと期待しています。
今後取り組みたいことを教えてください。
石野さま:「One人事」の導入で効率化できた分の時間を使って、社員の多様化するニーズに寄り添えるような制度を整えていきたいですね。男性の育休や介護休暇など、今後ニーズが増えていくはずですから。
今はまだ100名以下の組織なのでなんとかなっていますが、人が増えれば人材データの活用が不可欠だと考えています。「One人事」で一元管理し始めたデータを上手に活用して、タレントマネジメントにも着手したいですね。
開発チームと連携して、ご期待に添えるよう機能の改善にも努めてまいります。本日はお時間をいただきありがとうございました。
株式会社アール・アンド・エー・シーさまにおける「One人事」活用How to
評価の一括承認
人事評価の結果を一覧で確認し、一括承認が可能。
※本記事の掲載内容は取材当時のものです。