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Z世代とは? なぜZ? 【意味や由来】仕事の特徴や価値観、年齢は何歳か、誰が言い出したのか

「ゆとり世代」「ミレニアム世代」など、いつの時代にも「○○世代」という呼び方が存在しています。なかでも、注目されているのは、ほかの世代と比べて特有の価値観を持つ「Z世代」です。

本記事では、Z世代の意味や定義をはじめ、Z世代特有の仕事に対する意識や価値観を詳しく解説します。Z世代の特徴を理解し、適切にマーケティングや育成・採用を行いたい人事担当者や教育担当者はお役立てください。

Z世代とは? なぜZ? 【意味や由来】仕事の特徴や価値観、年齢は何歳か、誰が言い出したのか
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    Z世代とは|意味や定義

    Z世代とは、1990年代半ばから2010年代に生まれた世代を指す言葉で、「ゼット世代」と読みます。

    Z世代の現在の年齢|何歳から何歳まで?

    Z世代に厳密な定義はないものの、2023年時点で10代から20代の若者がZ世代に該当します。日本国内では少子高齢化が進んでおり、若者の人口は減少の一途をたどっていますが、世界的に見ると増加している世代です。

    Z世代の由来|なぜZなのか?

    Z世代は、もともとアメリカから伝わった世代分類をあらわす言葉であり、「ジェネレーションZ」から生まれた表現です。世界的に有名な写真家であるロバート・キャパ氏が、自身のフォトエッセイに『ジェネレーションX』というタイトルをつけたことに由来します。

    Z世代の前の世代が「X世代」「Y世代」と称されており、アルファベット順で世代を象徴しているのが特徴です。

    Z世代の前後|X・Y世代の特徴と違い

    Z世代の前後に生まれた世代として「X世代」「Y世代」そして「α世代」があります。

    名称生まれ2023年現在の年代
    X世代1960年代後半~1970年代後半40代以降
    Y世代1980年代前半~1990年代後半20〜30代
    Z世代1990年代後半~2010年代前半10〜20代
    α世代2010年以降0〜10代前半

    X世代やY世代との違いを詳しく解説しましょう。

    Z世代とX世代の違い

    X世代とは、1960年代後半から1970年代後半に生まれた人たちを指す言葉であり、Z世代にとって親にあたる年代を指します。アナログからデジタルに移行した世代であることから、紙媒体とデジタルコンテンツの両者をバランスよく活用して情報収集するのが特徴です。

    Z世代とY世代、ミレニアル世代、ゆとり世代との違い

    Y世代とは、1980年代前半から1990年代後半生まれの人を指す言葉です。生まれた時代がミレニアル世代と重なっているため、「ミレニアル世代」や「ゆとり世代」と同じ意味合いで使われています。

    Y世代は、デジタル技術の発展とともに成長してきました。スマートフォンやパソコン、タブレットなどの普及が活発になったタイミングで成人を迎えているため、ITリテラシーに長けているのが特徴です。

    Z世代の特徴・関心事

    Z世代特有の特徴や関心事について、詳しく紹介します。

    社会問題への関心が高い

    デジタルネイティブであるZ世代は、インターネットやSNSを介して世界情勢に関する情報をリアルタイムで知る機会が多い世代です。多様な価値観に触れる機会が多いため、社会問題に対する関心度が高いといえます。

    承認欲求が強い傾向にある

    Z世代は、人とのつながりやコミュニケーションを重視する傾向にあり、複数のSNSを活用しながら周囲との交流を深める人が多く見られます。自分の考えや日常で起きた出来事をSNSに投稿して、多くの共感を得たいという承認欲求が強いのも、Z世代の大きな特徴です。

    自分らしさや自己表現を大切にする

    Z世代は、他者と同じがよいという考えは持たず、自分らしさや自己実現、自己表現を重視する傾向があります。集団に同調する行動よりも、個人としての行動を大切にしたいと考えるのです。

    ダイバーシティ&インクルージョンを受容する

    Z世代は、自分と異なる人種やジェンダー、考え方を持った人たちを受け入れる傾向が強くあります。ダイバーシティやインクルージョンなどの多様性を大切にする世代ともいわれています。

    Z世代の仕事に対する価値観

    Z世代の仕事や働き方に関する価値観について見ていきましょう。

    ワークライフバランスを重要視する

    Z世代は、仕事とプライベートの両立を目指して「ワークライフバランス」を重視する傾向にあります。仕事優先の働き方を好まず、フレックスタイムや時短勤務、育休制度などの多様な働き方が選択できる環境を好むのです。

    どんな仕事をするかより誰と働くか

    仲間との一体感や連帯感を重要視するZ世代は、仕事内容よりも一緒に働く社員や社内の雰囲気を大切にする傾向にあります。居心地のよさや働きやすさを重視したいと考える人が多いのも、Z世代の特徴です。

    パラレルキャリア(1社に固執しない)に関心がある

    終身雇用に固執せず、転職やパラレルキャリアなどへの抵抗が少ないのもZ世代の特徴です。能力や適性の合う職場があれば、積極的に転職したいと考える人が多く存在します。

    社会貢献の意欲が強い

    環境問題や社会問題への関心が高いZ世代は、働くうえでも社会貢献を重視する傾向にあります。ボランティアや社会貢献活動に意欲的な企業に魅力を感じる人も、少なくありません。

    自分自身の成長やスキルアップを望む

    パラレルキャリアや転職に対するハードルが低いことは、資格取得やスキルアップを重視する考えにもつながっています。キャリア形成を企業任せにするのではなく、スキルや知識を自分自身で選択し、取得したいと考える傾向にあるのです。

    SNSを積極活用して働く

    デジタルネイティブであるZ世代には、SNSを活用して働きたいと考えている人も少なくありません。企業が積極的にZ世代を活用すれば、情報発信力が高まり、企業や製品の口コミなどに大きな影響を与えるでしょう。

    Z世代の消費行動の特徴

    Z世代の消費情動の特徴を詳しく紹介します。

    コストパフォーマンスを重視する

    Z世代は、別名「節約世代」とも呼ばれており、コストパフォーマンスを重視する傾向にあります。Z世代は世界的な長期不況のなかで成長してきたため、保守的で現実主義の人が多いのが特徴です。浪費を好まず、安定志向を持っています。

    タイムパフォーマンスを大事にする

    Z世代がコストパフォーマンス以上に重要視するのが、「タイムパフォーマンス」です。費やす時間に対して、どれだけの満足度を得られるかを大切にします。

    モノよりコト消費の傾向がある

    Z世代は、モノ消費よりもコト消費を重要視する傾向にあります。ハイブランドや有名ブランドのアイテムであるかは重要ではなく、その商品やサービスの背景にあるストーリーやコンセプトを重視するのが特徴です。自分の価値観と合うか、共感できるかを大切にします。

    なぜZ世代はビジネスで注目されているのか?

    Z世代がビジネスで注目されている理由を紹介しましょう。

    高い購買力を持つため

    世界におけるZ世代の人口構成比は2020年時点でおよそ24%と高く、購買力は約15兆円ともいわれています。2042年までには30兆ドル以上の資産が若い世代に移転すると予想されており、高い購買力を持つ世代であるのが特徴です。

    デジタルネイティブであるZ世代によって、将来はオンラインでの消費活動がほとんどになるとも予測されています。

    参照:『Z世代におけるeスポーツおよびゲーム空間ゲーム空間における広告価値の検証事業(概要版)』経済産業省

    発信力が大きいため

    Z世代はオンライン上での発信力が大きいことも、注目されている理由の1つです。オンラインサービスの利用に抵抗を持つ人がほとんどいないこと、そして承認欲求の高さなどの特徴もあり、SNSを活用した発信力が大きいと考えられます。

    Z世代は同世代が発信した内容に感化されやすいという特徴からも、Z世代が発信する内容に注目が集まっているのです。

    Z世代マーケティングとは

    Z世代マーケティングとは、これからの消費を担うZ世代に向けたマーケティング手法です。Z世代が特有の新しい価値観を持っていること、さらにZ世代の社会進出が本格化していることもあり、商材やサービスを提供するうえで欠かせない要素として注目されています。

    Z世代への人材マネジメント・育成ポイント

    Z世代への人材マネジメント・育成時のポイントを紹介しましょう。

    業務の目的ややり方は最初に教える

    Z世代は効率性を求めるため、意味のないことはやりたくないと考える傾向にあります。業務の目的ややり方、意義をあらかじめ教えることで、Z世代は認識を深めたうえでスムーズに業務に取り組めるでしょう。

    価値観や個性を尊重する

    自分らしさを大切にするZ世代には、性別や所属、世代などで一括りにされることに抵抗を感じる人が多く見られます。価値観や個性を尊重し、認めるような対応を心がけましょう。承認欲求も強い傾向にあるので、否定しない姿勢が求められます。

    デジタルネイティブの意見に耳を傾ける

    Z世代はデジタル機器に対する抵抗が少ないため、アナログな手法にとらわれすぎないことが大切です。デジタルツールを導入したり、柔軟な考えや意見を取り入れるよう工夫したりして、効率化を目指しましょう。

    自分の意見を求められたり、受け入れられたりすることで、自然とZ世代のモチベーションも高まります。

    心理的安全性を高めるサポートをする

    Z世代は意見を主張することに苦手意識を持つ傾向にあるため、積極的にコミュニケーションが取れる環境をつくることが大切です。普段から雑談や他愛もない会話を重ねれば、心理的安全性が高まっていくでしょう。「自分は企業に必要とされている人材だ」と認識させることが重要です。

    Z世代を採用するコツ

    Z世代に向けた採用活動を成功させるために、押さえておきたいコツを紹介します。

    SNSを積極的に活用する

    Z世代は、就職活動における情報収集でもSNSを活用しています。企業は、実際に働く従業員の姿を通して職場の雰囲気や親しみやすさを伝えたり、魅力を発信したりすることが大切です。

    ネガティブな口コミも一瞬で広がってしまうため、面接時の対応や発言には十分注意しましょう。

    社内情報や雰囲気を公開する

    Z世代は、インターネットでの情報収集能力に長けています。情報の透明性を求めるので、あまり情報を公開していない企業には不信感を持つ傾向にあります。

    できる限り、社内での様子や取り組みなどを公開することが大切です。社員インタビューやオンライン説明会などを通して、就職希望者たちの不安を払拭していきましょう。

    ダイレクトリクルーティングしてみる

    承認欲求が強いZ世代には、企業が候補者に直接アプローチするダイレクトリクルーティングを採用することで、採用の成功率が高まります。企業にとって大きなメリットは、求めている人材をピンポイントに採用できるため、ミスマッチが起こりにくいことです。

    Z世代の次はα(アルファ)世代

    α(アルファ)世代とは、2010年代序盤から2020年代中盤にかけて生まれた世代です。

    Z世代の次世代にあたりますが、年齢が近いため共通点も多くあります。しかし、α世代の親の方がデジタルリテラシーに長けていること、また、学校教育でプログラミングが必修になっていることなどから、α世代の方がよりデジタルネイティブといえるでしょう。

    Z世代にまつわる疑問

    ここでは、Z世代にまつわる疑問をいくつか紹介します。

    Z世代はなぜZ?

    Z世代は、もともとアメリカから伝わった世代分類をあらわ言葉です。「ジェネレーションZ」から生まれた表現と考えられています。

    Z世代は何歳から何歳まで?

    Z世代に厳密な定義はないものの、2023年時点で10代から20代の若者がZ世代に該当します。

    Z世代は誰が言い出した?

    世界的に有名な写真家であるロバート・キャパ氏が、フォトエッセイのタイトルで『ジェネレーションX』と表現したことが由来です。

    日本国内では、原田曜平氏の書籍『Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?​​』( 2020年、光文社新書)でZ世代に対する認知度が高まったとされています。

    Z世代に対する理解を深めて採用活動や社内教育に活かそう

    Z世代は、デジタルネイティブであることや社会的背景から、自分らしさを追求し大切にする姿勢や承認欲求の強さが大きな特徴であるとわかりました。ワークライフバランスが取りやすい社内体制を整備することはもちろん、業務効率化に向けた施策、さらにはSNSを活用した採用活動などの試みが求められます。

    本記事で紹介した内容を参考にしながら、Z世代の強みを活かす組織づくりに力を入れていきましょう。

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